2005年 07月 24日
三原小路のちゃんこ鍋
地底から突き上げるような揺さぶりがニ、三度あって、
激しく揺れを起こした東京地方。
窓を眺めれば、その辺の人たちは何事も無かったように歩いているけれど、
電線が上下に脈を打っていた。

それから一時間の間、消防車や救急車がひっきりなしに往来。
その後も、東京ガスの車がサイレンを鳴らして走り抜け、
覆面パトカーみたいなクルマが逆方向に走っていった。

東京には、緊急車両とは分からないクルマがたくさん走っている。
横断歩道を行く人は、しばし戸惑ったような表情で車を見送る。
ガスって自治体主導だったり民間企業だったりしますけど、
一律に緊急車両として認定されてるんでしょうか?
鄙ではあんまり見たことが無い。

都内の地下鉄は全面的にストップし、新幹線もストップ。
成田空港も閉鎖された模様。
奇しくも電車に乗ったのは早朝だけだったから、この混乱には巻き込まれなかった。

驚いたのですが、都の電車は早朝も当たり前に混んでるんですね!
品川駅・午前五時の風景は、まるで夕方と変わらない。

ここからは、逆時系列で。
昨日は終電に間に合わず、なんと夜中に銀ブラ。
テレビドラマに出てきそうな、妙に前髪を立ち上げた和服の女性たち。
鄙の大都市のように、タクシーだらけの裏通り。
開いているのはカラオケ店、吉野家、コンビニ、ゆで太郎ばかり。
喫茶店は意外にも電気をつけているだけで、ケーキのみ販売との表示。
笑顔のホテル従業員達がレストランで繰り広げる、真夜中の反省会。
新橋の宝くじ販売所はこの時間から準備をしているのですね。

新橋のファミレス「ジョナサン」で始発電車を待って外へ出ると、
あたりの雰囲気は渋谷以上に活発な人の動き。

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道路をグラウンドにして、野球の練習をしている人々がいます。
「声だしていくぞー」
あまりに当たり前にボールが飛び交う姿に呆然。
奇声を上げるオトナや、国籍不明の外国人、
地面に寝ている人も、昼間よりは多くいます。
ここはどこの国ですか。

終電を待っているときの話。
この時間でも人身トラブルがあったらしく、山手線も遅れ、
京浜東北線も30分遅れるという異常事態。

相変わらずの感想なのだけれど、「東京は眠らない町」という表現は誇大妄想だと思う。
しかも京浜東北線は蒲田、山手線は品川止まり。
どうして渋谷や新宿へは行かないの・・・?

これだけ大きな東京なのに、夜になると静かになるのはどうも都会っぽくない。
銀座ですらこれだけおとなしい町になるのだという現実に、驚く。
「夜が静かなのは正常」だと言えば、それまでなのだけれど。

結局、カラオケボックスでまずは2時間を費やすこととなった。
思えば、カラオケボックスの多さは、終電乗り遅れ組の始発待ち対策なのかも知れない。
銀座とは言え、このチェーン店は、やけに強気な価格設定ではあった。

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昨日の第一目標は、実は「ちゃんこダイニング若」。
あの有名な元力士の経営する、噂の現場。
残念ながらH家の方にはお目に掛かることは出来なかったけれど、
およそちゃんこのイメージからは程遠い、お洒落な料理屋さん。
何しろ、鍋に具材を入れるところから配膳するところまで、
お店の方がやってくれるのです。

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お味の方はというと、非常にさっぱりとしたもの。やはり塩味です。
雰囲気もお値段も、それこそ高級店以外の何モノでもないつくり。
都内にいくつかあると聞き及ぶものの、ともかくは銀座。
そこに金色の化粧回しがガラスケースに入れて陳列されていて、
経営者の手形が押された敷物が一席ずつに敷かれている以外は、国技を連想させるものは少ない。
店員らは、まるでどこぞの貴金属店員のよう。

ちょっと前、この店のあるビルは無かった。
三原横丁と書かれたうらぶれた一画は、今や食のテーマパーク的ビルに変貌。
一階は外国のような雰囲気。似ているとは思ったけれど、浦安のねずみの国の仲間らしい。
地階は見覚えのある牛タン屋さん。ご当地から遠く離れて「杜の都」を冠しているけれど、
どうも会社は別物っぽい。

コストパフォーマンスを考えつつ、早々にご近所のお店へ移動。
とは言え、やはり銀座は裏通りも銀座なのでしたとさ。
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by tokyometropolis | 2005-07-24 01:22 | 都の味覚


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